※価格はすべて税込。
※以下の情報はすべて編集時点での内容となります。
松屋は牛丼チェーン店ではあるが、チャレンジングな期間限定メニューを色々と打ち出す異色の存在である。
特にジョージア料理であるシュクメルリをご飯に合うアレンジにして大ヒットし、今なお人気を博しており定期的に復刻している。もはや冬の定番メニューとなりつつある。
日本でのシュクメルリのイメージは松屋がけん引していると言っても過言ではないほどになった。
期間限定メニュー:サムギョプサル風極厚豚バラ焼肉定食
ここ数年はジョージア料理のシュクメルリのように、各国の料理を松屋流にアレンジして出すことが増えてきた。
今回は「サムギョプサル風極厚豚バラ焼肉定食」がリリース。

言わずと知れた韓国の豚肉料理、サムギョプサル。
スライスした豚バラをよく焼き、サンチュなどの葉に取り、様々な薬味やタレ等を組み合わせて食べる伝統的な料理である。
それを松屋流にアレンジ。本場では豚肉を鉄板で焼くが、その様子を鍋で再現。一緒に巻くキムチやネギ、にんにくも一緒に加熱されて供されるようだ。
そしてコチュジャンらしき色をしたタレ、ごはん、サラダ、味噌汁もセットとなる。
実施期間
2025年2月25日(火)~
※一部店舗を除く
対象商品
- サムギョプサル風極厚豚バラ焼肉定食・・・1,180円
- 単品・・・980円
サムギョプサル風極厚豚バラ焼肉定食
入口の券売機兼レジにて購入。あとは番号が呼ばれるまで好きな席で待つ。
もはやフードコートのよう。楽ではあるが、人を介する温かみみたいなのはどうしても損なう。どっちもメリットはあるんだな、と思うなどする。
そんなことを考えていると、番号が呼ばれモニターに自分の番号が大きく映ったので取りに行く。

まず見た目が良い。サムギョプサルが鍋になっているだけで豪華さがある。
「サムギョプサルを鍋にするなんて!」という保守派の声が聞こえてきそうだが、松屋は「ワンプレート」かつ「ご飯に合う」という条件を満たすためなら伝統的な料理であれ魔改造も厭わない企業のため、そういった声は無視する。
結果、ご飯に合っておいしければ良い。それが正解である。

極厚豚バラという割には薄いが、食べ応えは十分ありそうな豚バラ。
しかも鍋なので熱々に加熱されている。

固形燃料もあるため、ずっと熱々でいただける。
少なくとも10分は燃え続けていた。
そのままバラ肉を食べてみると、塩でしっかりとした味が付けられていて十分おいしい。むしろ味付けが濃く感じるほど。
これを小皿の辛そうなタレに付ける。

こちらはコチュジャンだれとのことだが、なんとなーく花椒も感じるような複雑な味だった。そして結構辛め。
しっかりした味の豚バラとこちらのコチュジャンだれが合わさり、ご飯無しでは食べ進められない濃厚な味わいとなる。ご飯がするする無くなる。大盛にしておいて良かった。なお、定食のご飯は大盛・特盛に無料で変更可である。
サムギョプサルらしく、にんにくスライスやキムチ、ネギとともに頂く。

まさにサムギョプサル。味の完成度は高い。
サンチュは無いので代わりにご飯をもりもり食べ進める。
ちなみにオフィシャルではサムギョプサルをサラダとともに食べる食べ方も紹介している。まぁ生野菜ではあるし、それもアリかも。
しかし食べ進めると、この塩味と辛味にちょっと飽きてくる。
そこで松屋ならではのアレンジをしていく。タレが豊富にある松屋では、各々の好みに合わせてタレやドレッシングをかけることが出来る。
バーベキューだれや焼肉のタレ、ポン酢だれ等がある。バーベキューだれや焼肉のタレを使えば、日本式焼肉のような食べ慣れた味わいに早変わり。
味変アイテムも有効活用しながら食べ進めてみてほしい。
そして松屋といえば味噌汁。

味噌汁セットがデフォルトなのは大変ありがたい。
しかも、安っぽい味ではなく、ちゃんと味わい深いのである。
これだけ盛りだくさんで1,180円。カロリーは1236kcalあるらしいので、がっつり食べたい人にとってコスパが良いと言える。