外食・飲食店レポート

食べるのが好き。

春のゆず庵コースを満喫したら、品数が多過ぎて途中から訳分かんなくなってきた

 

※価格はすべて税込。
※以下の情報はすべて編集時点での内容となります。

寿司・しゃぶしゃぶ食べ放題のチェーン店「ゆず庵」。

欲望の赴くままに食べまくることが出来る食べ放題は、お得感がある。それに会計も分かりやすい。
焼肉と共に最近激しさを増しているしゃぶしゃぶの食べ放題を堪能してきた。

 

季節限定:旬のごちそう

季節感を感じるメニューがあると、四季を感じられて良い。
食から感じられる四季はシズル感もある。

 

ゆず庵では「旬のごちそう」として春らしい商品が多数販売されている。

しかも3種のコースのうち「春のゆず庵コース」「贅沢コース」を選べば全て食べ放題に含まれるという。今回は「春のゆず庵コース」を選択し、期間限定メニューを制覇しようと思う。

実施期間

2025年2月18日(火)~

※期間限定

対象商品

  • 出汁
    • 豆乳鍋だし
  • しゃぶしゃぶ具材
    • 筍と春野菜の盛合せ・・・385円
    • 明太もちつみれ・・・429円
  • 寿司
    • 生海老握り・・・429円
    • 甘海老明太のっけ寿司・・・264円
    • 焼津産一本釣り鰹のたたき握り・・・319円
    • 焼津産一本釣り鰹の塩レモン軍艦・・・319円
    • 筍の天ぷら握り・・・209円
  • 逸品
    • 筍の茶碗蒸し・・・374円
    • 筍の天ぷら・・・209円
  • デザート
    • いちご練乳大福・・・352円
    • いちごのロールケーキ・・・352円
    • いちごのシャーベット&ゼリー・・・352円
  • ドリンク
    • 苺ソーダ・・・352円
    • 苺ソーダフロート・・・385円

※価格は単品注文時

※食べ放題コースのうち「春のゆず庵コース(3,608円)」か「贅沢コース(4,708円)」を選択した場合、上記のうちのドリンク以外の料理メニューはすべて食べ放題に含まれる。

※飲み放題コース(ソフトドリンクのみ539円/アルコール付き1,529円)を選択した場合、上記のドリンクメニューはすべて飲み放題に含まれる。

 

食べてみる

折角の食べ放題だし、元を取るくらいの心意気でいかねば。せめて「単品で頼むよりお得だったね」というところには漕ぎ着けたい。

注文はタッチパネルから。UIが良く、サクサク注文できる。

しゃぶしゃぶ

豆乳鍋だし

鍋の出汁は5種類から2つ選べる。

せっかくなので期間限定の豆乳鍋だしをチョイス。

昆布と鰹が香り、豆乳のまろやかな味わいも楽しめる。
煮込んだ具材はややクリーミーに仕上がるので、ポン酢よりもごまだれの方が相性が良さそう。
この出汁を器に取り、ごまだれを入れて、さらにラー油をプラスすれば担々麺みたいな味わいにもなる。

豆乳鍋ということで湯葉が出来れば最高だったが、出来なかった。やり方が悪かったのだろうか。
もしくは湯葉が注文できると嬉しいのだが、メニューには見当たらず。

 

豆乳鍋だしの味わい自体は素直で、割とどんな具材でも合いそうだった。

明太もちつみれ

どんどん行きましょう。

こちらも限定品の明太もちつみれ

つみれ全体が淡いピンク色をしており、明太味になっている。
よくよく見ると白い四角がちらほら。これが餅っぽい。

鶏肉なのでコトコト5分くらい煮込んでいただく。

結構煮込んだけどフワフワ、ほろほろとした食感。明太の引き締まったピリみもあり、餅のクニュっとした感じもあり、軟骨みたいなコリッとした感じもあり。
食べる前から分かっていたけど、おいしい。

筍と春野菜の盛合せ

筍・豆苗・三陸産春告げわかめがセットになった盛り合わせ。
豆苗の旬を意識したことが無かったけど、3~5月らしい。

三陸のわかめは確かに今が旬真っ只中。生わかめだろうか、乾物と違って色が濃いしプリプリ度合いが違う。気がする。

豆苗はシャキシャキ。ほんのりほろ苦さがある。「ほろ苦い」って春っぽいよね。

筍もシャキッとしていておいしい。

 

逸品

筍の茶碗蒸し

コース注文時の操作で特に設定を変えない限り、先付けとして茶碗蒸しが供される。

茶碗蒸しの上には餡が乗り、筍と枝豆が。
筍自体にもほんのり出汁の味が感じられる。餡の味を吸ったのだろうか。

今でこそ年がら年中筍を食べることが出来るが、そういえば昔は春になると父が筍を掘りに行ってたなぁと思いを馳せる。
やはり季節感のある食材は良いものだ。まぁ筍の旬にはちょっとまだ早いけど。

筍の天ぷら



ふんわりとした衣に包まれた筍。小振りながらシャキッとしていておいしい。
正直取り立てて大きな特徴があるわけではないが、箸休めに良い。食べやすいし。

 

寿司

ゆず庵ではお寿司も食べ放題。一番リーズナブルな「お手軽コース(2,948円)」でも、お寿司の品数はやや絞られるが食べ放題だ。

なお、今回紹介する寿司ネタはすべて「ゆず庵コース(3,608円)」以上のランクの物となる。

生海老握り



よくあるボイル海老ではなく、生海老。おそらく赤海老だろう。
ちょこちょこ見かけはするが、いざ買おうとすると結構お高いんだよね。でもこちらも食べ放題。

エビマニアならばこの生海老握りだけで元が取れてしまいそうだ。
プリプリで甘みもある。もうこれだけ食べ続けるのでも悪くない。

焼津産一本釣り鰹のたたき握り



上にネギと生姜があしらわれており、これがまた絶妙にグッジョブ。
鰹の鮮度も良いのだろう、臭みがなくおいしい。
鰹って鮮度が落ちてくるとすぐ独特の臭みが出てきちゃう。アレはアレでまぁ鰹らしいといえばそうだけど。そういった臭みが出ておらず、鰹本来の旨みを楽しめる。

口当たりも良く、「鰹って良いな」と思える逸品。

焼津産一本釣り鰹の塩レモン軍艦



先ほどの鰹のたたき握りに使えない端材を利用した軍艦だと思われる。
結構しっかりとした味わいの塩レモン味になっている。この塩レモンの味は臭みを消す役割もあるとは思うが、鰹の色が悪くなっていないので、こちらもそれなりに鮮度は良いと思われる。

甘海老明太のっけ寿司



こういう変わりネタも良い。
明太味の甘海老が乗った寿司。上にはとびっこだろうか、魚卵も乗っている。

甘海老のまろやかで濃厚な味わいを明太がピリッと引き締める。そして魚卵のプチプチとした食感も楽しい。

筍の天ぷら握り



先ほどの筍の天ぷらを寿司にしたもの、だと思われる。
煮詰めがかけられており、これが筍の天ぷらと良く合う。

煮詰めのせいか、酢飯の酢がちょっとキツく感じた。

 

ドリンク

飲み放題も付けたので、積極的に飲んでいきたい。
2杯~3杯も飲めば十分に元が取れる計算だ。

苺ソーダ

苺ソーダ。とちおとめを使っているとの事。
この、ちょっと作ったような甘さが好きなんだよな。これが好きって人もきっと少なからず居るはず。

そこそこに甘いので、この味が苦手な人も居そう。

 

デザート

デザートも苺だらけ。

いちごのロールケーキ



いちご風味のロールケーキに、さらに苺ソースもかかる。
サイズは小振りだが、せっかくの食べ放題で色々なメニューを食べまくりたいので助かる。
「頼んでみたらクソデカメニューで1発KO」みたいなメニューは食べ放題で好ましくない。これでいい、これがいいんだよ。

スポンジ生地は比較的コストが高いので、食べ放題には不向き(=お店が損をする食材)だと思っている。
元を取りたい人はぜひ食べまくると良い。

いちご練乳大福



こちらもピンク色で見た目も春らしくて良い。

雪見大福的な食感。中からは苺とクリームの2色のフィリングが。

クリームは言われてみれば練乳味。ミルキーで甘いクリーム、という感じ。

いちごのシャーベット&ゼリー



いちごのゼリーの上にいちごのシャーベットが。
ダブルいちご。と思いきや、食べ進めると底に苺ソースらしきものが入っていたのでトリプルいちごだった。
甘いけど、他のデザートに比べればさっぱり目。特にゼリーがさっぱりしていて気に入ったので、ゼリー単体で食べたいくらい。

 

 


これで季節限定メニューは一通り食べ終えた。
……が。季節限定メニューを制覇しただけでもちょっとお腹が膨れてきた。今回は季節限定メニューを集中的に注文したから食べきれているけど、他のレギュラーメニューも食べていたとしたら全種類コンプリートはとてもじゃないけど難しいだろう。

特に今回はお肉を全然食べていない。店員には「肉を全然注文しないで春メニューばっかり頼む変な人」と思われたかもしれない。まぁ良い。
夏になったら今度は「肉を全然注文しないで夏メニューばっかり頼む変な人」になるのだ。