外食・飲食店レポート

食べるのが好き。

ゆず庵で牛たんしゃぶしゃぶ三昧!

 

※価格はすべて税込。
※以下の情報はすべて編集時点での内容となります。

寿司・しゃぶしゃぶ食べ放題専門店「ゆず庵」。
しゃぶしゃぶ業界では4位。店舗数は100店舗を越えたところとなる。

 

期間限定:春の牛たん食べ放題

そんなゆず庵では、なんと「牛たん」の食べ放題を期間限定で行っている。

牛たんは焼肉屋でもすっかり高嶺の花になり、焼肉屋のランクや選ぶコースによっては牛たんが含まれなかったり非常にビミョーな牛たんを口にすることになったりと色々大変である。

 

さて、ゆず庵で食べられる牛たんはどれくらいのポテンシャルなのだろうか。

実施期間

2025年2月18日(火)~4月上旬

※期間限定・数量限定
※変更の可能性あり

対象メニュー

  • 牛たん付き 贅沢コース・・・5,478円

食べてみる

今回の「牛たん付き贅沢コース」は元々ある「贅沢コース」にプラスして牛たんが付く、というもの。
「贅沢コース」は4,708円のため、差額は770円。

牛たんは単品で頼むと539円なので、一人あたり1.5皿以上頼むなら「贅沢コース」よりも「牛たん付き贅沢コース」の方がお得ということになる。

 

たまには奮発するのもいいじゃない、ということで「牛たん付き贅沢コース」をチョイス。
選んだからには牛たんを食べまくらなければ。店員に「すみません、牛たんが品切れになりまして…」と言わせたい。

 

出汁を選ぶ

ゆず庵の鍋は二色鍋なので、最初に二種類の出汁が選べる。
後からの変更は出来ないので慎重に。

宣伝ポスターの出汁にレモンが浮いているので、どうやら塩レモンだしがおすすめらしい。まぁ確かに牛たんには塩とレモンだよな、ということで一つは塩レモンだしに決定。

もう一つは春の季節限定の豆乳鍋だしにした。

牛たんをひたすら頼む

とりあえず挨拶代わりの3皿。ちなみに一度に注文できる限度は6皿だ。

しゃぶしゃぶ向けに薄切りにスライスされた牛たんが、一人前につき6枚ずつ。
牛たんは店内カットだとのこと。

箸で豪快にすくって、しゃぶしゃぶ。数十秒もしないうちに火が入る。

菜箸がギリ透ける。
これはしゃぶしゃぶの利点かもしれない。焼肉でこの薄さだったらヒドいもんだが、しゃぶしゃぶに於いてはメリットとなる。
食べやすいし、火の通りも早い。

薄い分、モリモリ食べられる。あっという間に無くなり、追加追加。
――と、もうここで元を取ったわけだ。これはお得。

 

そして塩レモンだしが大正解。
塩レモンだしをすくい、器に取ってつけダレとして使う。おいしい。
キリっとした塩の味わいとレモンの風味が豊か。なんで牛たんと塩とレモンってこんなに合うんだろうか。

 

ここで味変。

ゆず葱を追加する。

このゆず葱というのが絶妙な名脇役。

文字通り、柚子と葱であるわけだが、それだけではない。実は玉ねぎのスライスも混ぜられている。

 

これをしゃぶしゃぶ完了するかしないかくらいに鍋に散らす。

そして肉と葱を一緒に掴んで、いただく。

おいしくないわけがない。約束された勝利。
まさにネギ牛たん塩

 

この葱はもうちょっとクタクタに煮込むも良し。もはやほぼ火を入れずに食べてシャキシャキ感を愉しむも良し。好きに楽しめる。

鍋って野菜を手軽にたっぷり取れるのが良いよね。嵩も減って食べやすくなるし、柔らかくなるし。

しかし今日はストイックに牛たんと葱だけを食べるのだ。野菜などに心を動かされるものか。

 

しかし、その覚悟は簡単に崩される。
そう、今回のコースは贅沢コースならではの逸品も食べ放題。折角のハイクラスなコースなんだから、これらも頼まなければ損である。

具体的には上寿司上天ぷら。そして黒毛牛である。

特大穴子寿司も丸ズワイガニ寿司も。

大海老天も穴子天も。
ちなみにこの大海老天を冷やしそばにトッピングして天そばにすると最高だった。

 

そして黒毛牛。

こちらは和牛ではないが、国産牛となる。

サシが美しい。しゃぶしゃぶすることで適度に脂が落ち、非常に食べやすい。そして柔らかい。

 


正直牛たんの質はあんまり期待していなかった。
なぜなら5,478円での食べ放題で牛たんを出すのは仕入れ値的に結構シビアだから。

実際に食べてみると、確かに牛たんの持つ味わいや旨みは乏しいが、でも食感もあり十分楽しめる。コストパフォーマンスは良いと言える。まぁ食べまくれば、だが。

 

今回のように贅沢コースにしかないもの&牛たんを食べまくれば、かなりお得になる。
とはいえ値は張る。決して安くはない価格なので、何かのお祝いにちょっと奮発してみるような使い方が良いだろう。